奥まった路地に寺町の風情が色濃く、寺域内に角間川が流れる。あじさい寺、花の寺の通称で親しまれている。草創は不明だが、永禄5(1562)年、岌往上人により中興開山され、念仏信仰の中心として栄えた。境内には芭蕉門下の俳人河合曽良や作家の新田次郎らの墓がある。曽良の墓には「春に我乞食やめても筑紫かな」の辞世の句があり、寺には奥の細道に携行された笈等の遺品も保存されている。新田次郎の墓には、「春風や次郎の夢のまだつづく」という句が刻まれている。
連絡先
0266-52-0818(正願寺)
駐車場
駐車場あり