城向山照光寺は、真言宗智山派屈指の由緒ある名刹で、常法談林所という高い格式を誇る。本山は京都智積院、本尊は金剛界大日如来である。創建は明らかでないが平安時代にまで遡るともいわれ、室町時代に下社神宮寺憲明法印が再興し、薬師如来を安置。下社別当寺唯一の末寺だった歴史を経て現在に至っている。境内には昭和初期に立てられた、立派な蚕霊供養塔(木造銅版葺多宝塔)があり、岡谷の製糸業興隆ぶりを伺うことができる。現本堂は天明8(1788)年に焼失後、寛政4(1792)年の再建。大工の棟梁は大隈流始祖、柴宮(伊藤)長左衛門であった。
連絡先
0266-22-2314(照光寺)
駐車場
駐車場あり