小坂観音院

岡谷

湊小坂区の諏訪湖を見下ろす丘に建つ龍光山観音院は、室町時代の嘉禎年間造営、江戸初期に諏訪頼水ら藩主の寄進を受けて改修が行われたとの記録が残る寺。柏槙の大木は、弘法大師の手植えと伝えられている。秘仏の本尊は魚篭の上に安置された十一面観音で、大昔漁師の網にかかって諏訪湖から引き上げられたとの伝承があるが、後の調査で室町後期の作であることが判明した。境内には多くの石造物とともに、諏訪御料人=由布姫(井上靖「風林火山」のヒロイン名)の墓石(供養塔)もある。諏訪頼重の娘で武田信玄の側室となり、武田勝頼を生んだ後、諏訪に戻って生涯を閉じたと伝えられ、観音沖には、信玄の以外を納めた石棺が沈められたとの説もある。

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連絡先

0266-23-4458

駐車場

駐車場無料(バス可)

トイレ

トイレあり

ホームページ

http://www.kannonin.or.jp/

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